第1回「松川賞」入賞作品

第1回「松川賞」は以下の通り決定いたしました。
多数のご応募ありがとうございました。

募集期間:2007年12月15日〜2008年3月15日
応募総数:64作品
第一次選考(2008年4月10日)結果:入賞候補作品 26作品。
第二次選考(2008年4月25日)結果:松川賞入賞作品 5作品。

 第1回「松川賞」入賞作品 (応募受付順)
応募受付
No.15
作品名:「緑の海平線〜台湾少年工の物語」《大賞》《観客賞》受賞
・ 応募者名:藤田修平
・ 作品時間:60分
・ 制作年:2006年
・ 製作・監督:郭亮吟(Liang-Yin Kuo)/製作・プロデューサー:藤田修平

第二次世界大戦中、日本政府により約8000人の台湾の子供たちが神奈川県にあった海軍工廠に派遣され、日本各地の軍需工場で軍用機の制作に従事した。残された文献や数十人にわたる関係者へのインタビュー、台湾、日本、中国、アメリカでの撮影など4年にわたる制作期間を経て、歴史を多面的に捉え人間のドラマを抑制の取れた形で提示したドキュメンタリー。台湾少年工の忘れられた物語に光が当てられる。
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No.19
作品名:「茨の同盟」
・ 応募者名:吉田和史(早稲田大学 川口芸術学校)
・ 作品時間:60分
・ 制作年:2006年
・ 製作・撮影:吉田和史、石河雅史、土田潤也

女優・沢田亜矢子との離婚騒動をきっかけにマスコミに登場し、その後も歌手デビュー、ホスト転身、整形手術、プロレスデビューなどの活躍でワイドショーをにぎわしてきたゴージャス松野。彼が2005年9月に故郷福島で主催したプロレス興行「ゴージャスナイト」開催までの道のりを追ったドキュメンタリー。
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No.20
作品名:「津軽の地蔵さま(ツガルのジンジョさま)」
・ 応募者名:国立歴史民俗博物館(大峠プロダクション)
・ 作品時間:30分
・ 制作年:2007年
・ 製作:大峠幸雄、脚本:菅野均、撮影:八幡洋一

青森県・津軽地方では、地蔵さまのことを親しみを込めて「ジンジョさま」と呼ぶ。津軽では地蔵さまを守るのは女たちの仕事で、集落の安全を祈る行事も担っている。そんな「みちのく津軽」の地蔵(じんじょ)さまと地域の人々との交流の記録。
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No.53
作品名:「色彩の記憶」
・ 応募者名:ケイビープランニングインターナショナル
・ 作品時間:30分
・ 制作年:2007年
・ 製作:ミルボン・KBP/企画:佐藤龍二・桂良一/プロデューサー:井手口直樹/監督:御法川修

日本磁器発祥の地、佐賀県有田。陶工・馬場真右ェ門は、絵付け、白磁が中心の有田焼の中で、窯変もの、中でも安定した色を出すのが最も難しいといわれる「辰砂(しんしゃ)」に取り組んでいる。人間の手でなくては作れないもの。美しい色彩、造形を生み出す人間の手。手仕事の尊さと色彩に対する創造力を喚起する映画。
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No.64
作品名:「中村三郎上等兵」
・ 応募者名:中村のり子
・ 作品時間:37分49秒
・ 制作年:2008年
・ 演出・撮影・編集:中村のり子/撮影:香取勇進/撮影・録音:田中絵里

5年前に死んだ「三郎おじいちゃん」の戦友だったという人からの手紙を見つけた。大好きだったおじいちゃんの戦争体験とはどんなものだったのか…。その過去を確かめたくて、家族や親戚、戦友だった人達に会って話を聞き始める。現代の日常に生きる「私」のおじいちゃんが「中村三郎上等兵」だった頃の様子を知るにつけ、見えてきたものは…。身近なおじいちゃんの中にみつけた戦争をめぐる逸話を撮った。
 上記入賞作品5作品は、第11回ゆふいん文化・記録映画祭で上映いたします。
また、入賞作品5作品のうち、「大賞」1作品を
映画祭当日に選考・発表いたします。


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