第10回「松川賞」入賞作品

第10回「松川賞」は以下の通り決定いたしました。
多数のご応募ありがとうございました。
2016.5.22.

募集期間:2017年1月10日〜2017年4月10日
応募総数:29作品
松川賞入賞作品: 1作品。

 第10回「松川賞」入賞作品
応募受付
No.9-10


作品名:「葛根廟事件の証言」
         かっこんびょうじけんのしょうげん

 2017年/60分/カラー
 撮影・監督:田上龍一

 太平洋戦争が終結する前日の1945年8月14日、
 旧満州(現在の中国東北部)から引揚げ避難中の日本人が、
 ラマ教寺院葛根廟(内モンゴル自治区)付近で旧ソ連軍の
 戦車隊の襲撃にあい2時間余りの間に非武装の女性、子供を
 主体とした1,000人以上が殺害された。
 生存者は百数十名にすぎないとされている。
 殺害を免れた者も避難の途中で暴行を受けたり、或いは
 自らの手でわが子の命を奪い逃げざるを得なかった。
 この筆舌に尽くせぬ悲惨な「葛根廟事件」は、
 どのようにして起きたのか。
 自らの辛い体験に長く口を閉ざしていた生存者や
 関係者が、ようやく語り始めた貴重な証言をもとに、
 事件がどのようなものだったのか、
 あの日何が起こったのか、
 そしてその後の被害者の人生をどう変えたのかを描く
 反戦ドキュメンタリー。

 上記入賞作品は、第20回ゆふいん文化・記録映画祭で上映いたします。
 上映日:2017年6月24日(土)12:30〜
 上映前後には、表彰式および受賞者挨拶もあります。
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